川井赤しそを加工する第三セクターの歩み    
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③「川井赤しそ」加工の歩みSERVICE

岩手県宮古市川井地区(旧川井村)が国内最大産地となっている片面紫蘇は、生食には適しませんが、塩蔵や抽出などの加工用原料には最適の品種です。片面紫蘇の生産を維持していくためには、加工品の開発と生産設備が不可欠です。

川井村は、片面紫蘇の生産量の拡大ともに、片面紫蘇の加工品開発を同時に進行で進めることにより、川井赤しそを地域特産品に育て上げてきました。

片面紫蘇の加工品開発の主体となったのは、昭和61年に、川井村が設立した第三セクターでした。

 
1.特産品開発のため第三セクター設
2.紫蘇ジュース「ペリーラ」
3.塩蔵加工施設の整備
4.川井しそ生産組合との二人三脚
5.消費者向けの塩蔵商品の開発
6.日本一の梅産地 JA紀南への出荷
7.川井村・宮古市合併
8.公社の株式会社への組織変更
生産加工は川井地域内で完結
川井赤しそを使用した開発商品




1.特産品開発のため第三セクター設 
 
川井村は、昭和61年(1986年)に、未利用資源の活用による商品開発と販路拡大を図るため村出資の第3セクター
「社団法人川井村産業開発公社」を設立しました。

 






2.紫蘇ジュース「ペリーラ」

公社は、昭和62年5月から当時地元農家で飲まれていた
「紫蘇ジュース」の商品化を目指して、試作を開始しました。


当時の公社にはジュース製造に必要な設備がなかったため、川井村でとれた紫蘇を「青森県浪岡森林組合」に製造を委託し、紫蘇ジュースの
「ペリーラ」(PERELA)を7月に販売開始しました。
ペリーラとは、フランス語で紫蘇のことです。




3月に営業開始したばかりの「ビーフビレッジ区界」(現在の「道の駅区界高原」)などの自社店舗で、
「ペリーラ」を販売したところ好評でした。




昭和63年9月に、川井村は、特産品の開発と農家の所得向上を図るため、
特産品加工工場(ジュース製造)を整備しました。


公社は特産品製造に本格的に取り組みとともに、10月には盛岡市のデパートで開催された「町村物産まつり」で、
「ペリーラ」を初めて村外で販売しました。




平成2年に、公社は、川井村から奨励作物に指定された
片面紫蘇について、農家との生産委託契約を開始しました。
これにより、生産者数と収穫量の増加が見込まれました。






3.塩蔵加工施設の整備

平成3年6月に、川井村は、しそ塩蔵施設を整備しました。
公社は、飲料加工だけでなく、塩蔵加工も手掛けることになりました。







4 川井しそ生産組合との「二人三脚」

平成4年4月に、農家70名で
川井しそ生産組合が設立されました。
生産組合では、生産品種を当時珍しかった片面紫蘇に統一し、生産組合の組合員がつくった片面紫蘇は全て、公社が購入する現在のシステムが完成しました。


平成4年10月に、川井村は、新たに紫蘇塩蔵施設
紫蘇葉処理100t工場を整備しました。
この時の
片面紫蘇の生産量は60トンでしたが、片面紫蘇100トンを生産し、公社がこれを処理(加工)することが大きな目標となりました。

公社は、販路拡大のため、漬物メーカー向けの業務用と
塩蔵加工品を大規模に製造することになりました。


平成5年5月6日、塩蔵加工をした業務用
「赤しそ」が、「株式会社岐阜漬物」様を通じて、全国に初出荷されました。







5.消費者向けの塩蔵商品の開発
公社では、塩蔵加工品の生産量の拡大に伴い、新たな販路を開拓するため、漬物メーカー向けの業務用出荷だけでなく、一般消費者向けの袋入り商品の開発にも取り組みました。
 

平成7年6月に、公社は、盛岡市のデパートで開催された物産展で、塩蔵後に茎を除いた
塩漬け紫蘇葉500gの袋入商品を、初めて一般消費者向けに販売しました。

これが、現在、岩手県内ばかりでなく青森県やインター通販もされている
塩蔵加工品「川井赤しそ」(袋入り500g・塩漬け)の始まりです。




塩蔵加工品「川井赤しそ」は、梅漬けや梅干しを作る時に、家庭で簡単に使用できる商品です。

家庭で梅漬けや梅干しをつくる時は、生の赤紫蘇の葉をきれいに洗い、塩漬けして一定期間保存したものに、梅に加えて作りますが、袋入りの
「川井赤しそ」 はその手間を省くことができます。




塩蔵加工品「川井赤しそ」 は、原材料に高品質な 「片面紫蘇 」を使用しているので、通常の「赤紫蘇」に比べて、葉が大きく・肉厚で、香りも強く、さらに鮮やかな赤紫色に発色することが好評で、ヒット商品となりました。

塩蔵加工品「川井赤しそ」は、塩とクエン酸しか使用していませんので、昔ながらの味、「本物」を求めるお客様に支持されました。


また、平成15年2月には、
「塩蔵赤しそ液」を開発し、商品数が増加しました。









6.日本一の梅産地 JA紀南への出荷

平成16年10月13日に、紀州
南高梅で有名な和歌山県田辺市の「紀南農業協同組合」(JA紀南)様向けの初出荷を祝う「川井片面紫蘇出発式」が行われました。


【平成14年10月13日 川井片面紫蘇出発式】



【平成15年10月25日 川井片面紫蘇出発式】


川井村で生産されるしそは、それまでは、単に川井赤しそと呼ばれていました。
JA紀南との出荷契約を契機に、川井村で生産されているしその正式な品種名が片面紫蘇であることがマスコミ等で紹介されました。

 
JA紀南向けの出荷量は、年間80トンでした。
この需要増に対応するため、川井村は、平成20年2月に、紫蘇塩蔵貯蔵施設
蘇葉処理170t工場を整備しました。
     


7.川井村・宮古市合併

平成22年1月に、川井村は宮古市と合併しました。
川井村しそ生産組合川井村産業開発公社に関する業務は、宮古市企画部川井総合事務所が担当することになりました。



  
8.公社の株式会社への組織変更
     
平成25年10月に、社団法人に関する法律が変わったため、
社団法人川井村産業開発公社は解散し、新設された宮古市出資の第3セクターである株式会社川井産業振興公社に業務が引き継がれました。
公社は、社団法人から株式会社に変更となりましたが、従業員もそのまま雇用し、仕事内容は社団法人の時と変わっていません。






生産・加工は川井地域内で完結

平成4年以降、公社は、しそ生産組合の組合員がつくった
片面紫
の全量を買い入れ・加工・販売をおこなってきました。

紫蘇飲料
「ペリーラ」や塩蔵加工品「川井赤し
そ」の知名度が高まるにつれ需要が増加しましたが、川井村は国の補助を活用し、施設の拡大・整備をおこない川井地域内で一貫生産する仕組みが完成しました。



【川井村が片面紫蘇の国内最大産地となったポイント】

①高品質の
片面紫蘇に生産品種を統一 

②生産組合の組合員だけが
片面紫蘇を生産

③県の農業改良普及員の指導による品質管理の徹底

④生産農家の機械化による生産力の向上 

⑤生産物の100%受入を可能にした加工施設の整備

⑥業務用だけでなく、消費者向けの商品開発と販路拡大に成功

⑦公社は道の駅を2店舗経営しているため試作品の自社店舗での試験販売が容易



 この間の取り組みについては、中山間地域における地域活性化の成功例として高い評価をいただいており、東北農政局ホームページの「東北地域の加工・業務用野菜取組組事例」でも、ご紹介いただいています。
  
 加工・業務用野菜取組事例(平成28年度以前):東北農政局 (maff.go.jp)




川井地区「片面紫蘇」生産と加工の年表(PDF)
           
川井産業振興公社の歩み(PDF)





川井赤しそを使用した開発商品

川井赤しそ
塩蔵し、茎を抜いたもみしそ
塩蔵赤しそ液
塩蔵した時のエキス
梅漬け
塩蔵した葉を使用した梅漬け
紫蘇原液
  紫蘇の葉を煮だした原液
かわいペリーラ
紫蘇原液に蜂蜜を加えた1987年からのロングセラ
ふりかけ

塩蔵紫蘇をふりかけに加工





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