川井赤しその生産者「川井しそ生産組合」の歩み     
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〒028-2302  岩手県宮古市川井第2地割186番地1

②「川井赤しそ」生産の歩みRECRUIT

平成4年(1992年)から、川井しそ生産組合は、片面紫蘇を統一品種として、関係機関の指導の下、定められたルールに従って、川井赤しそを生産してきました。


1.片面紫蘇のきっかけ
2.川井村しそ生産組合設立
3.機械化による増産
4.しその生産ルール
杉下組合長から全国の皆様へ
組合員数・栽培面積・収穫量


1.
片面紫蘇のきっかけ

川井村では、古くから庭先に自生する紫蘇を栽培し、飲料にする習慣がありました。

昭和60年9月に開催された
川井村合併30周年の記念祝賀会で、招いたお客さんに飲んでいただいた地元農家が作った紫蘇ジュースが話題になりました。
当時の紫蘇の品種は、葉の両面が赤色でやや縮れる
「縮緬紫蘇」(チリメンジソ)で、栽培面積は20a程度でした。

平成4年に、岩手県の農業改良普及員の指導により、生産品種を川井地域の気候風土にあった高品質の
片面紫蘇に統一しました。
当時の農業改良普及員は、宮古農業改良普及センターの川井駐在所(平成10年3月閉所)に勤務していました。

川井村は、
片面紫蘇を奨励作物とし、生産拡大に取り組みました。



2.川井村しそ生産組合設立

村は、平成4年4月に新たな地域振興施策として、川井村しそ生産組合を設立しました。
川井村しそ生産組合
設立時の生産者は70名、栽培面積は507a、収穫量は60tでした。
 
「宮古市川井しそ生産組合}の現在の規約(PDF)

組合設立後8年間の収穫量は、毎年50トン台でしたが、平成12年は遅霜・冷夏の影響で30トン、平成13年も冷夏の影響で36トンとなりました。

さらに、平成14年も遅霜・冷夏であったため、生産者は29人、収穫量は27tにまで減少し、一時は生産の継続が心配される状況に陥りました。




3.機械化による増産

平成15年に、紀州南高梅のブランドで知られる日本一の梅産地である紀南農業協同組合(和歌山県田辺市)との梅干し用塩蔵加工品の出荷契約が結ばれました。
最初の出荷は、平成16年10月の予定でした。

さらに、生産性の向上を図るため
「セル成型育苗」方式が導入されました。
これにより、生産者は54名、栽培面積は687a、収穫量は74tに拡大しました。

平成16年の収穫量が114tとなり、初めて100tを突破しました。
生産者は62名、栽培面積は1288aとなりました。

12月21日に、盛岡で「平成16年度いわて地域特産作物オンリーワン大会」が開催され、
川井村しそ生産組合がいわて地域特産作物オンリーワン大賞を受賞しました。

大会の講評で、
川井村しそ生産組合は、苗の安定生産体制の確立や優良品種の選定、施肥体系の改良に取り組み、品種や単入の向上に努めるほか、農薬の使用を最小限に抑えた栽培も取り組んでいた点が審査委員会の中で高く評価された。」というお話を伺いました




平成18年に、
川井村しそ生産組合の組合員全員が、岩手県エコファーマーの認定を受けました。

平成20年に、
紫蘇苗自動移植機を導入し、植え付けの機械化を図り生産拡大を進めました。

平成22年1月に、
川井村宮古市と合併しました。

これに伴い、
川井村しそ生産組合は、平成22年4月に宮古市川井しそ生産組合に名称を変更しました。

平成22年の収穫量は215トンで、過去最大の収穫量となりました。
組合員数は64人、栽培面積は1519aでした。

平成22年12月に、「2010年度いわて農林水産躍進大会」で、個性ある「産地づくり賞」を受賞しました。

平成30年には、更なる機械化を図るため、
紫蘇葉自動刈取
紫蘇苗自動移植機を導入しました。

川井地区は、典型的な中山間地域であり、急速な高齢化と人口減少が進んでいます。
高齢のため紫蘇生産を断念する組合員もあります。

このような状況に対応するため、さらに機械化を進めるともに、定年退職者等の新たな担い手の確保に努めています。

     



4.しその生産ルール      

川井しそ生産組合では、翌年使用する片面紫蘇の種は、特定の契約圃場で、毎年9月に採取しています。組合員が自分の圃場で翌年用の種を採取することはできません。

契約圃場で採取した種は、川井地区内の専門会社(
㈲日野園芸)に、発芽試験と「セル成型」による苗づくりを委託しています。

苗の数は、毎年2月に、組合員と収穫した紫蘇を買い取る第三セクターの
川井産業振興公社が契約によって決定します。

専門会社がつくった苗は、4月に生産計画数に基づき、
川井しそ生産組合が、それぞれの組合員に配布します。 組合員は、配付された苗以外を使って片面紫蘇を栽培することはできません。

JAいわては、紫蘇栽培用につくられた肥料を組合員に納入しますが、組合員は納入された肥料以外は使用できません。

紫蘇の生育状況をみながら、
宮古農業改良普及センター(岩手県)の職員が、紫蘇栽培圃場の害虫調べを行い、必要に応じて防除指導を実施します。

さらに、
川井しそ生産組合が、残留農薬検査放射能濃度測定検査を実施します。

組合員は、肥料、さらに宮古農業改良普及センターの指導によって農薬を使用した場合は、圃場別に記録しています。

7月初旬から8月末まで、
紫蘇の刈り取り作業を行います。

収穫された紫蘇は、全て第三セクターの
川井産業振興公社が買い取ります。

川井産業振興公社は、生産者から購入した紫蘇の全量を自社の工場で加工し、全国に販売しています。

このシステムは、川井村が
片面紫蘇を奨励作物とし、村全体で生産に取り組んできた当初から少しづつ培われてきたものです。

川井しそ生産組合の組合員、川井産業振興公社宮古農業改良普及センターJAいわて、宮古市川井総合事務所などの関係者の長年のたゆまぬ努力により、現在のシステムが完成し、安全・安心で高品質な川井赤しその安定的な生産が可能になりました。
    
30年の時を経て、岩手県宮古市
川井地区は、片面紫蘇の国内最大の産地に成長しました。


「川井しそ生産組合」
杉下一雄組合長から
全国のみなさまへ

        



6.「川井しそ生産組合」の組合員数・栽培面積・収穫量

  

年  度 生産
者数
(人)
栽培
面積
(a)
収穫量
(㎏)
備       考
平成4年 1992年 70 507 60,685 生産組合設立、
片面紫蘇に統一
平成5年 1993年 57 474 42,719
平成6年 1994年 49 422 56,771
平成7年 1995年 54 523 57,894
平成8年 1996年 53 528 58,178
平成9年 1997年 51 486 53,189
平成10年 1998年 50 498 59,565
平成11年 1999年 43 431 50,987
平成12年 2000年 43 446 29,162 遅霜・冷夏
平成13年 2001年 36 344 35,930 冷夏
平成14年 2002年 29 282 26,433 遅霜・冷夏
平成15年 2003年 54 687 73,689 JA紀南取引開始、
セル成型育苗
平成16年 2004年 62 887 114,216 いわてオンリーワン大賞受賞
平成17年 2005年 71 1,060 140,853
平成18年 2006年 75 1,184 138,414 岩手県エコファーマー認定
平成19年 2007年 67 1,083 143,806 紫蘇塩蔵貯蔵施設増設
平成20年 2008年 64 1,143 160,386 紫蘇苗自動移植機導入
平成21年 2009年 60 1,205 171,435
平成22年 2010年 64 1,515 214,735
平成23年 2011年 60 1,519 183,926
平成24年 2012年 59 1,607 204,140
平成25年 2013年 54 1,485 155,895
平成26年 2014年 46 1,289 171,036
平成27年 2015年 46 1,289 209,805
平成28年 2016年 42 1,301 156,922
平成29年 2017年 42 1,259 156,712
平成30年 2018年 36 1,263 162,494
令和元年 2019年 30 1,089 138,146
令和2年 2020年 26 968 130,623
令和3年 2021年 24 940




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